ゴー宣DOJO

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切通理作
2017.5.11 04:36

場作りの大切さ

最近僕は、トークイベントによく出演することにしています。自分が主催するものもあれば、人が主催したものに出る場合もあります。

 

前までは、「ゴー宣道場のように毎月開催しても一杯集まるようなことは、小林よしのりさんのような大物だから出来るのであって、私のような者は、少なくとも自分主催に関しては、一回やったら半年ぐらいは間を離した方がいい」という方針でした。

 

それが変わったのは、場作りを人任せだけには出来ないという思いからです。

 

先日、森達也さんたちと、映画『陸軍』を見て表現と時代を考えるというシンポジウムに出たのですが、客席から発言された老婦人が、いまこういうシンポジウムをやっても、とにかく若い人が来ないと嘆いていました。本当は、若い人にこそ届いてほしいのに……と。

 

これを僕は、戦争や社会的な事がテーマだから……とだけ考えることは出来ないと思っています。いまの日本は、モバイル一つで入ってくる情報やソフトが多すぎて、自ら街に出て、人の意見とぶつかり合いながら思考するということに慣れていないというか、経験したことのない若者が増えているのではないでしょうか。

 

そういう人たちを、外に連れ出す試みを重ねていくことは、たとえ1イベントの若者の割合が1割以下だったとしても、積み重ねていくべきではないかと、私は思いました。

 

ゴー宣道場にしても、毎回アンケートを読んでいて、十代以下の若者の割合が多いかと言えば、決してそんなことはありません。

 

しかし若者の姿は、確実にいることはいますし、彼らが熱心に耳を傾けてくれる姿には、登壇していても勇気づけられるものがあります。

 

もちろん、ある意味、いまや世代は関係ないという言い方も出来るでしょう。

最近よく会って、イベントの相談をしたりする三人組の男性たちがいるのですが、みな30代半ばぐらいで、同じ世代だから仲良くしているのかなと思っていたのに、先日、実は「20代後半と30代半ば、40代前半」という世代がバラバラな人たちであるということがわかって、ビックリしました。

 

これに50代前半の僕を加えれば、20?50代に見事にバラけた4人ということになります。

 

先日、彼らと入った飲み屋で話していたら、同じ店にいたより年長のお客さんが、実体験のない世代がウィキペディアで仕入れた知識で昔のことを語るのは違う……という話題をしていました。

 

「違う」のはたしかでしょう。しかし「違う」と思う感覚が、ただ拒絶ならば、つまらない、と思います。

 

もちろんウィキペディアだけで留まっているばかりでもつまらないですが、「違う」世界のリアリティに対して、回路を閉ざしてさえいなければ、どんな場所ともつながれる可能性があるのではないでしょうか。

むしろ「同じ」世界だけでいつまでもつるんでいるよりはいい。

そういう風穴を、世の中の色んな場所に開けておく必要があるのではないかと、最近思ってきました。

というわけで、次回ゴー宣道場でも、ぜひお会いしましょう。
開始は今度から午後2時、午後2時ですゾ!
下記当選した方、ゆめゆめお忘れなきよう。


「公の為に~生前退位と共謀罪~」

平成29年6月11日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

6月11日開催「ゴー宣道場」
『公の為に~生前退位と共謀罪~』と題して
テレビではできない深い議論を行なう。
ゲストに民進党馬淵澄夫議員山尾志桜里議員
迎えて開催する。

世間ではいまだに民進党を馬鹿にしておけばいいとしか
思ってない短絡脳の者ばかりだが、安倍政権・自民党の
知性ゼロの政治家群に比べて、民進党には良質な政治家が
着実に地力をつけてきている。

特に「生前退位」と「共謀罪」に関しては、自民党との
差が歴然としているので、馬淵・山尾両議員との議論は、
「公の為に」戦う者の気概を見せてくれるだろう。

応募の締め切りは5月31日(水曜)だ。
熱く、熱く、語り合おう!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年5/31(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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